【坐骨神経痛】手術の延期・回避の可能性について。
坐骨神経痛腰で手術を勧められて、延期か回避の可能性についてお悩みの方はこのページをご覧ください。
- 病院で、いつまでも坐骨神経の痛みがとれないと伝えると手術を勧められた。
- 病院で、「このままではいずれ手術になると思いますが、今はまだ痛み止めや注射で様子を見てください。」と言われてどうしたら良いかわかない。
- 以前に手術を受けたが、最近また痛みが再発してきた。
- 手術しかないと言われたが、周りからリスクや入院のことを聞かされると、なんとか手術は回避したい。
- 仕事があるので、できれば数年は手術を先延ばしにしたい。
以上の様な、坐骨神経痛の手術についてお悩みの方でも整体によって手術が延期・回避できたり神経痛が楽になる可能性があります。
もしあなたが手術についてお悩みがあれば、手術を受ける前にまずこのページをご覧ください。
※腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症からの腰痛や坐骨神経痛と診断されても、まだ軟骨の摩耗や骨の変形・靭帯の損傷が軽度から中程度(手術をまだ勧められないレベル)であれば、整体で十分早期(1~5回程度)に痛みの改善が期待できます。
逆に、神経痛の症状を痛み止めやシップで我慢し続け、軟骨の摩耗や骨の変形・靭帯の損傷が進行して症状が重度化した場合は、手術しか選択肢がなくなりますので、症状をお持ちの方はできるだけ早くご相談いただければと思います。
坐骨神経痛で手術を勧められる目安とは
整形外科での坐骨神経痛の手術を勧める大まかな目安は、だいたい下記の3通りになります。
① 患者さんの腰やお尻、足の神経痛やマヒがきつく、お仕事や歩行に支障をきたしていること。
② そのきつい神経痛やマヒが痛み止めや電気、牽引などで数か月から数年治療してもまったく改善がみられないこと。
③ MRIやレントゲンなどで腰椎(腰の骨と椎間板)がはっきりと病気(椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症など)になっているのを確認できること。
以上の3点が重なったときに、手術を勧められることが多い様です。
手術を勧められた時の二つの注意点
手術を勧められた時の注意点は二つあります。
①先生や病院によって比較的手術を勧めたがる方とそうでない方がいること。と
②先生によって手術の方法と腕にある程度の違いがあるということです。
セカンドオピニオンといいますが、できれば手術を勧められたら、他の病院の意見をきいたり、西洋医学以外の施術法(もちろん整体も含みます)を試してみられることをお勧めします。
というのは、整形の手術は絶対安全で完璧に良くなるというものではなく、ある程度のリスクや術後の後遺症があることが多いので、手術をするにしてもできるだけリスクの可能性をへらした方がよい為です。
また神経痛を改善するには手術しかないと言われた方でも、整体で神経痛が改善する方が実際にいらっしゃるからです。
整体で改善が期待できる坐骨神経痛と期待できない坐骨神経痛について
整体で改善が期待できる坐骨神経痛は、坐骨神経痛の主原因が
筋硬結の炎症や疼痛が神経を刺激している場合になり、
整体では改善が期待できない、つまり手術が必要になる坐骨神経痛は、主原因が
つぶれた椎間板が直接脊髄を圧迫している(椎間板ヘルニア)、あるいは脊柱管が狭くなることで直接脊髄を圧迫している場合になります。
なぜこんな当たり前のことを言うのかというと、坐骨神経痛の症状があり、病院で検査をして、少しでも直接脊髄を圧迫している画像が確認できると、病院ではその脊髄の圧迫が坐骨神経痛のしびれや痛みの原因の全てだと診断されることがほとんどだからです。
つまり、あなたの坐骨神経痛は、画像の通り椎間板ヘルニアが原因であるとか脊柱管狭窄症が原因であると決まってしまい、それにそって治療方針(保存療法と手術)が決められるからです。
しかし、実際にはたとえ画像がそうであっても、坐骨神経痛の主原因が脊髄の圧迫でない可能性も結構あるのです。
それは ①腰椎周りの筋肉系(靭帯や筋膜)が慢性疲労によりシコリ(筋硬結)化して炎症や虚血性疼痛(患部の血流が悪く筋肉が硬結して出る痛み)を起こしている場合や、
②お尻や太ももの筋肉系(靭帯や筋膜)が慢性疲労によりシコリ化して、坐骨神経や足先に伸びる他の神経群を刺激しているケース(この状態を医学的に梨状筋症候群といいます。)になります。
実際に当院では、検査によって椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断されて、病院では坐骨神経痛の痛みやしびれ、マヒの改善が見られない方や、手術しかないと言われた方でも、
整体で骨盤や腰椎の歪みを矯正して、かつ腰椎周りと臀部、太ももの筋肉の血流を手技で回復し、筋肉系の炎症や疼痛をおさめることで、坐骨神経痛が改善されていく方々が実際にいるからです。
また、何年か前に腰椎の手術をしたが、また腰が痛みだしたと言われてこられる方もたまにいらっしゃいますが、これも腰椎周りの筋肉系の血流を良くして緩めることで、痛みが楽になるケースが多いことからも、腰から下肢にかけての筋肉系のシコリの炎症や疼痛の問題が坐骨神経痛では大きいことが伺えますが、
病院(西洋医学)では脊髄神経の圧迫がクローズアップされて、筋肉系のシコリ(筋硬結)の問題には関心があまりいかないからです。
手術にはある程度のリスクがありますので、まったく歩けなかったり排尿障害があれば手術は絶対ですが、手術でお悩みの前に整体で筋硬結(シコリ)を緩めるて坐骨神経痛が日常生活の中で楽になり、
手術が延期あるいは回避できればそれに越したことはありません。
また、たとえ改善が見込めなかった場合でも、その後で手術を決断しても十分間に合いますので、手術でお悩みがありましたら決断をする前に是非一度筋硬結にアプローチする当院の整体をお試しいただければと思います。
坐骨神経痛の手術についてのQ&A
ここではもう少し詳しく坐骨神経痛の手術について考えてみたいと思います。
①坐骨神経痛の医学的な考え方とは?
原因が骨や軟骨・靭帯の損傷(病気)であれ、筋肉(未病)の問題であれ、腰からお尻・下肢(太ももから足先まで)にかけての、神経痛(痛み・しびれ・マヒ)の状態をひとくくりで坐骨神経痛と言います。
現代(西洋)医学では腰椎椎間板ヘルニアと腰椎脊柱管狭窄症が悪化して、歩行が困難になったり、痛みがつらくて日常生活やお仕事に支障をきたしたり、排尿障害などが起こった場合などで、手術を勧められます。
これは西洋医学は病気(骨や軟骨・靭帯の損傷)を治療(手術中心)するための医学だからです。
医学的には腰椎椎間板ヘルニアも、脊柱管狭窄症も、共に腰椎(背骨の腰の部分の5つの椎骨と椎間板の総称でL1~L5で表される。)の損傷、変形により、坐骨神経につらなる脊髄神経や馬尾神経が刺激を受けて起こるとされています。つまり関節の骨や軟骨が根本原因で坐骨神経痛とみなされ、治療方針(保存療法・手術)が決まります。
②坐骨神経痛の整体的な考え方とは?
それに対して当院での整体的(東洋医学)な考え方では、同じ椎間板ヘルニアや狭窄症であっても、
①関節や骨(軟骨・靭帯)の損傷や変形が坐骨神経痛の根本原因のケースと、
②関節の歪みやズレ、腰椎周りの筋肉の炎症や疼痛が根本原因のケース
の二つがあり、そして②のケースが根本原因である場合は効果が高くなります。
しかし、骨(軟骨・靭帯)の損傷中心で考える病院では、画像にヘルニアや狭窄症がはっきりと映っていれば、①も②も同じように手術を勧められることが多いです。
そして②の場合は手術なしでも、整体で十分痛みが楽になる可能性があるのです。
③具体的な坐骨神経痛に対する改善までの当院の施術方法
当院で行う施術のポイントはA)骨格の歪みの矯正と、B)筋肉の血流改善による疼痛と炎症の除去 の2段構えになります。
A)骨格の歪みの矯正
骨格の歪みの矯正とは、部分では腰椎の小さなズレや歪みの矯正と、全体では骨盤・股関節・ひざ関節・足関節の矯正を行います。
部分と全体を矯正することで骨格が生理的に正常な位置に近づくと、腰椎が歪むことで緊張した筋肉に圧迫されていた神経が開放が高い確率で期待できます。
※当院で行う関節矯正は活法(スポーツの現場で多く使われている、武術に由来する骨格矯正技術)という施術で、痛みもなく短時間で骨格の歪みが矯正できます。
B)筋肉の血流改善による疼痛と炎症の除去
神経を刺戟している原因は、骨そのものではなく骨周りの筋肉系(靭帯・腱)の炎症や疼痛のケースが多いので、骨格矯正で筋肉の緊張を取ったは、筋肉系に直接アプローチしていきます。
筋肉内の血流を高めることで、患部の炎症や疼痛は改善されていきますので、当院では血液循環療法(明治から現代も沢山の施術家に受け継がれる歴史と実績のある整体法)という押圧施術で、腰椎周りの血流を高めることで、神経痛を改善していきます。
この骨格の歪みと筋肉の疼痛と炎症を除去していく2段構えの整体技術で、当院では今までに多くの坐骨神経痛の症状を改善してきました。
西洋医学とはまた違ったアプローチになりますので、西洋医学で結果がでずに手術を勧められている方は是非一度お試し頂けたらと思います。
当院での腰痛・坐骨神経痛の施術の一例
5年ほど前からの坐骨神経痛が改善しないので、病院から手術を勧められてお悩みだった京都府向日市在住の60代後半の女性の症例
症状
5年ほど前から腰痛と右足にしびれを感じる様になり、整形でMRIの検査をしたところ腰椎椎間板ヘルニアと腰椎狭窄症からの坐骨神経痛と診断される。それからしばらく整形で牽引を続けたがあまり変化がなく、整骨院や整体を転々としが改善しなかったので、病院でこれ以上は手術しか方法がないと言われて当院に来られる。
経過と内容
問診では、右腰から太もも外側・アキレス腱に痛みがあり、朝と夕方に痛みが増し、特に寝起きはしばらく痛くて動けないとのこと。触診して、椎間板ヘルニアと狭窄症のポイントである腰椎の3番・4番・5番と仙腸関節の歪みと、それに伴う腰椎周りの筋肉系(脊柱起立筋・梨状筋)のシコリ(筋硬結)の炎症と疼痛が神経痛の直接原因であると考えた。
腰椎と仙腸関節のソフトに矯正をして関節の歪みを整えたところ痛みが半減したので、さらに脊柱起立筋と梨状筋・中殿筋のシコリの血流を改善して緩めたところ、3回目には趣味の水泳が痛みを気にせずできる様になったので、肩こり・背中の痛み・左手の平のしびれも一緒に施術する。7回目にはしびれる日も少なくなり寝起きも動ける様になる。さらに11回目でしびれが消えた。
同時に改善した症状
むち打ち事故の後遺症からの肩こり・背中の痛み・左手の平のしびれ
矯正した主な関節
腰椎4番・5番 仙腸関節・股関節・足関節
緩めたシコリ(筋硬結)
脊柱起立筋(右4番・5番部分)・梨状筋・中殿筋・大腿2頭筋・アキレス腱
考察
典型的な腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の合併からの慢性化した腰痛と坐骨神経痛である。ただ、まだ坐骨神経痛も臀部と大腿部までで止まっており(悪化進行して足先にまで神経痛が出てしまうと改善が難しくなってくる。)、関節の歪みと関節周りのシコリ(筋硬結)を緩めるていくことで、5年間続いた坐骨神経痛にしては比較的短期で改善を実感された。また、アキレス腱痛は単に筋肉痛であり、筋硬結を緩めることですぐに楽になられた。