坐骨神経痛(お尻・足の痛み)

坐骨神経痛2・480.jpg病院で治療しても、治療院に通院してもなかなかよくならない慢性化したしつこい座骨神経痛でも、

座骨神経痛の2大原因(背骨・骨盤・股関節の歪みと深層筋の筋硬結)

にきちんとアプローチすれば、多くのケースで早期(1~3回)に根本的に楽になります。

この様な症状やお悩みはお任せください(土・日も営業)

  • 最近、お尻から太もも・ふくらはぎにかけて痛みやしびれ・だるさを感じる。
  • しばらく歩くと腰や足が痛くて歩けなくなる。 
  • 病院での治療やマッサージ・鍼治療・整骨院では改善がみられない。
  • 長時間、座ったり寝ていたりすると、腰やお尻から足がジワ~ッと痛くなってくる。
  • 椅子から立ち上がる度に、お尻や足に痛みを感じる。
  • 足の付け根の外側が痛くて、足に力が入らない。
  • 痛みがつらいので病院で検査をしたが、異常なしと言われた。
  • 病院で椎間板ヘルニアからの坐骨神経痛と診断されたが、しばらく対症療法で様子をみましょうと言われた。
  • 今度こそ対症療法ではなく、根本的に改善したい。
  • だんだん悪化して、お仕事や家事に支障がでてきて困っている。

 

坐骨神経痛の3タイプと痛みの根本的な改善方法

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こんにちは。 京都府亀岡市で整体一筋14年 有楽健康整体院 院長の西脇です。 坐骨神経痛とは病名ではなく腰・お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけての痛やしびれ、だるさなどの総称です。

20代から50代の方々のほとんどの坐骨神経痛は、骨盤と背骨を調整して痛みを発している筋硬結をきちんと緩めると、症状は早期に改善されますが、

60代~80代の方の中で約2割程度になりますが、脊柱管狭窄症が重度化して『日常的に足の指先にしびれが持続的にでている』『痛みで歩行が5分以上できない』ほど末期の坐骨神経痛になると、改善が難しくなり手術の可能性も出てきますので、

座骨神経痛の症状を自覚されている方は、シップや痛み止めなどの対症療法で痛みだけをごまかして、座骨神経痛を進行悪化させない様にできるだけ早期に、根本的に改善することをお勧めします。

坐骨神経痛は、原因から大きく3つのタイプに分けられます。

  1. お尻や足の筋肉痛・股関節痛からの関連痛が原因のもの (全体の約8割・比較的軽度で当院では3回程度でほとんどが改善)
  2. 腰椎(椎間板ヘルニア・すべり症・脊柱管狭窄症)の病気が原因のもの(比較的重度で当院では3回~6回の施術が必要ですが、末期では回復が難しい)
  3. それ以外(腫瘍・リューマチなど)などが原因のもの(少ないが重度の症例で整体では改善が難しい。)

上記の様に坐骨神経痛でお悩みの方には、意外にも腰には問題がなく

1、のお尻や太もも、股関節周辺の筋肉(靭帯・腱)が凝り固まって(筋硬結)炎症を起こし、その炎症が神経を刺激して坐骨神経痛になっている症例

が約8割と多く、病院で不安になって検査をしても、病院では骨(腰椎と椎間板)を中心に治療されるために、どんなに足腰が痛いと訴えても、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎すべり症骨などの様にあきらかに骨に異常が見られない場合は

『椎間板ヘルニアかもしれない。』
『関節軟骨が少し減っているようだ。』
『腰椎が滑っているみたいだ。』
『年のせいだから仕方がない。』

などとあいまいに言われ、しばらく対症療法(シップや痛み止めなど)で様子を見ましょうということになります。

この様に、痛みをなんとかしてほしい患者さんと、痛みがあっても病気ではない(骨に異常がない)と根本的な治療ができない医師との意識のギャップが生まれやすいです。

座骨神経痛の症状で特に多いのが下図の様に大臀筋と中臀筋の下層にある梨状筋(深層筋)が、硬化して疼痛や炎症痛を起こし、その下を走る坐骨神経を刺激して、お尻・太もも・ふくらはぎの神経痛を引き起こしているケースです。

※これを医学的には梨状筋症候群からの坐骨神経痛と言います。(下図では黄色いラインが坐骨神経です。腰から繫がって梨状筋の下を通って出てきています。)

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この梨状筋症候群は、主に腰椎・股関節・仙腸関節の歪みに、

老化による筋肉の硬化が重なって梨状筋が炎症痛や疼痛を起こして、梨状筋の下を走っている座骨神経を刺激していますので、若い世代よりも40代以上の中高年やシニアの方に多いのが特徴です。

※腰自体はそんなに痛くなく、お尻(中殿筋・梨状筋など)や太ももの外側(股関節外側部から腸脛靭帯など)、ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)に痛みや脱力感がある方は、このパターンが多いです。
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8割の筋肉痛のみの坐骨神経痛

坐骨神経痛全体の約8割にあたる、1、お尻や足の筋肉の凝り固まり(筋硬結)からくる炎症痛、疼痛、神経痛のケース(梨状筋症候群も含む)であれば、
整体で腰椎・骨盤・股関節の歪みを調整して、痛みを発している患部の筋硬結の血流を改善して炎症を収めれば、ほとんどのケースで1~3回の施術で改善が実感できます。
背骨の歪み.png※痛みの中心にある患部の筋硬結は血流が悪くカチカチに固まって炎症や疼痛を起こしていて(牛肉でに例えると色が白くて硬いスジ肉に近い状態)、それが神経を刺激して坐骨神経痛になっていますので、お尻や足の血流を促進してすじ肉を柔らかくて赤いカルビ肉(筋肉は血液が入ると柔らかくなる。)に近づけると、炎症痛・疼痛・神経痛は改善していきます。
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椎間板ヘルニア・すべり症・脊柱管狭窄症など、病気(疾患)による坐骨神経痛

2、の腰椎(椎間板ヘルニア・すべり症・脊柱管狭窄症)の病気が原因の坐骨神経痛では、

重度(中期~末期)になると関節跛行や下肢の痛みやしびれ、足の指や甲のしびれなどがでやすく、日常生活に支障をきたすと、お医者さんによっては手術を勧められることがあります。

youtuisinkeitu.jpgただし、病院で椎間板ヘルニア・すべり症・脊柱管狭窄症と診断されても、初期から中期までであれば、腰椎周りの炎症(上図の赤い部分)を抑えれば整体で日常生活の中での痛みやしびれを改善する可能性が高いですし、手術を勧められても、腰椎周りの炎症(上図の赤い部分)を取ることで、神経痛が改善するケースも多いです。

※神経痛の大部分は上図の様に骨ではなく筋肉の炎症が引き起こしています。筋肉の炎症は患部の血流を促進することで収まってきますので、当院では筋肉に血流を送り込む整体手技を持ちいることで、炎症を抑えて神経痛を改善しています。

当院は、一時的な対症療法ではなく、持続的で根本的な療法を心がけて、ここ亀岡市で14年で約25000人以上の方々に施術してきました。

腰痛矯正施術 画像.jpgおかげさまで、病院や整骨院、マッサージ等で改善できなかった慢性化した腰痛や坐骨神経痛でも、ほとんどのケースで早期(1~3回)での改善が実感できる様になり、この12年の間、本当に沢山の方々から

『足の痛みで目が覚めることがなくなりました。』
『足に力が入る様になりました。』
『お尻からふくらはぎにかけての痛みが良くなりました。』
『前よりも長い時間歩ける様になりました。』
『腰の痛みが気にならなくなりました。』

3人笑顔400.JPGなどのお声や感想を頂いてきました。もし、あなたが、つらい腰痛や坐骨神経痛が『3回以上通院しても一時的にしか変わらない』とお悩みでしたら、是非一度
当院の根本的な治療系の整体を受けてみてください。

整体料金と地図(京都府亀岡市篠町広田3丁目8-5)はコチラ

※当院の施術はとてもソフトで痛くありませんので、女性やお年寄りの方でも安心して受けて頂けます。(^^♪

笑顔の中年夫婦2[1].jpg

しつこい坐骨神経痛の症状が楽になられた皆さんの声!

今はしびれもとれて、楽になってきました。

A・M様 女性48歳  症状:左脚のしびれ

ずっと腰痛持ちでしたが、今年に入って左脚がしびれるようになりこちらに通う様になりました。先生の指圧は軽いタッチなのにツボに効きとても楽になります。

何より「もみ返し」が来ないのがうれしいです。今はしびれもとれて、少しずつ楽になってきました。ありがとうございます。 

                                  ※施術効果には個人差があります。

足の痛みで目が覚めていましたが、ぐっすり眠れる様になりました。

I・K様 女性56歳  症状:坐骨神経痛

ウォーキングを始めてから、左のお尻から太ももにかけて痛み、夜、寝ていても痛くて目が覚める様になったので、病院で検査を受けたら、坐骨神経痛と言われました。

接骨院に何回か通院しましたが、症状があまり変わらなかったので、インターネットで有楽健康整体院を知り、4回通院しましたが、今は楽になって足が痛くて目が覚めることもなく、ぐっすり眠れるようになりました。日常生活での注意点、体操などを教えて頂きとても参考になりました

                                   ※施術効果には個人差があります。

わらをもすがりつく思いで訪れました。

K・M様 女性41歳  症状:腰から足にかけての痛み

ある朝突然、腰から足にかけて痛みが走り、2階の階段から降りることが出来なくなり翌日は起き上がることさえ困難になりました。

原因がわからず整形、産婦人科と通いましたが、治ることがなくわらをもすがりつく思いで、有楽健康整体院をおとずれました。すると一日でその痛みがうそのようにとれました。身体の外の部分だけでなく内面部(食事のケア)を教えていただきすごく勉強になりました。

                               ※施術効果には個人差があります。

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手足のしびれ、ダル重感ががなり解消しました。

Y・O様 男性43歳  症状:手足のしびれ

首、肩、首や手足のしびれ、ダル重感に悩んでいましたが、一ヶ月あまりの通院でかなり解消しました。

施術だけでなくて色々な方向性を教えて頂いたのが、ありがたかったです。精神的にも楽になりました。

                              ※ 施術効果には個人差があります。

もっと早く施術を受けたら良かったと思いました。

A・K様 男性:47歳  症状:坐骨神経痛・腰痛・肩こり

昨年、ソフトボール大会で足腰を痛め、最初は一カ月もすれば良くなるだろうと軽く考えて病院へも行かず、7カ月が経過し、痛みがとれないため治療を受けようと思い、ホームページを見て、有楽健康整体院さんのことを知りました。

坐骨神経痛のような症状と、他にも慢性の腰痛と肩こりがあり、これを機に施術を受ける事にしました。  歩行や車の運転ではアクセルを踏むのも苦痛でしたが、一回目の治療で痛みが軽減し、その後の施術と教えていただいた体操で、体調も良くなりました。体調が悪い時もありますが、以前ほど悪くならないようになりました。もっと早く施術をうけたら良かったと思いました。本当にありがとうございました。 

                               ※施術効果には個人差があります。

歩くとつらかった痛みが楽になってきました。

 S様 女性67歳  症状:脊柱管狭窄症からの坐骨神経痛

私は平成8年に首の手術をしました。手術後しびれが残りました。そして平成21年に足・腰が痛かったので、病院で検査を受けたところ脊柱管狭窄症と診断されました。

手術はいやだと思い有楽健康整体院にお世話になりました。一年近く月日が流れていたので、(病院で診断を受けた後)痛みもひどかったのですが、平成22年2月15日から2・3日おきに治療を受け5回目の治療後首の張りがなくなり小指のしびれがとれました。6回目の治療で今まで歩くと痛みでつらかったのですが、痛みが楽になってきました。 

                                ※施術効果には個人差があります。

当院の坐骨神経痛を根本的に改善するための整体法

坐骨神経痛の症状は、関節の歪みをしっかりと調整して、患部の深層筋の筋硬結を緩めて、炎症や疼痛を収めると、症状は根本的に改善されていきます。

① 背骨・骨盤・股関節の歪みをしっかりと整えます。
坐骨神経痛は、背骨(腰椎)・骨盤(仙腸関節)・股関節のズレや歪みが大きな原因の一つになります。当院では、関節をしっかりと調整して歪みをとっていきます。(痛みはありません。気持ちが良い施術です。(^^♪)

② ズレて硬くなった腰椎(椎間板・椎骨)・股関節・仙腸関節を矯正して、ズレ(歪み)をとり関節の柔軟性を取り戻します。
椎間板ヘルニアや腰椎すべり症・脊柱管狭窄症の方は、背骨の椎間板が縮んで硬くなったり、つぶれたりして腰椎の柔軟性が失われています。一度つぶれた椎間板や変性した腰椎は元には戻りませんが、当院では、テコの原理を利用した整体技術で、縮んで硬くなった関節の可動域や柔軟性を取り戻していきます。

③ 発痛部である腰周りの深層筋のシコリ(トリガーポイント・筋硬結)を緩めて流します。
当院では、血液循環療法(明治から100年続く実績・現在全国約70店舗加盟・ここ亀岡市では当院のみ使用)という体内の血流を高めることと、深層筋のシコリ(筋硬結)を取ることが専門の整体法をメインに使用しています。

この実績のある整体法によって、一般的な筋肉を揉んで緩めるマッサージや保険適応のマニュアル的な施術ではアプローチできない、深層にある炎症や疼痛の中心になっている筋硬結(シコリ)化した腱やじん帯を、ピンポイントでとっていきます。

※筋肉の炎症痛や疼痛は、筋肉がカチカチの筋硬結(シコリ)になり、血流が不足して起こっていますので、筋硬結(シコリ)内の血流を促進すると、目に見えて炎症や疼痛は改善されていきます。

この様に、当店では独自の腰椎の椎間板と椎骨の歪みをとり背骨の柔軟性を取り戻す矯正技術と、腰椎周りの靭帯・筋肉に血液を流し込む独自の関節整体で、

関節(背骨)と筋肉に同時に深くアプローチすることで、腰椎周りの血流障害からくる疼痛や炎症を改善して、椎間板ヘルニア・腰椎すべり症・脊柱管狭窄症からの腰痛や坐骨神経痛を早期に根本的に改善します。

                ◆ 当院の施術の後に実感していただけるメリット ◆

  • 腰から、お尻・足にかけての、筋肉や靭帯が深部から緩みスッキリします。
  • 硬くなっていた背骨(椎骨と椎間板)・仙腸関節・股関節が柔軟になり、痛みが根本的に改善していきます。
  • お仕事や家事・ご趣味などが腰痛や坐骨神経痛を気にせずにできる様になります。
  • 手術を回避・先延ばしできる可能性が高まります。

60代~80代の坐骨神経痛について

60代から80代の方の坐骨神経痛では、神経痛とは別に足の脱力感や足に力が入らない、歩くとふらふらするという症状を訴えられる方が増えてきます。

これは老化によって年々身体全体の血流が悪くなり、足やお尻の筋肉がカチカチに硬くなり委縮することで、足腰の筋肉が弱ってしまうことが原因になります。

足腰に脱力感がでることや、足に痛みがはしることで、歩行がしんどくなり運動不足になりやすく、家に籠ることが多くなります。そうするとさらに筋肉が痩せていき、転倒による骨折や介護のリスクが高まりますので、足の脱力感や持続的な痛みで歩行があまりできないとお困りの方は、是非一度ご来院ください。

 

症例 (腰痛・下肢の痛み)

【患者】 京都府亀岡市在住 男性 (30代後半) 2016年9月来院

症状 

高校時代に転倒してブロックで腰を強打して以来、慢性的に軽度の腰痛が続いていたが、3年前から腰だけでなく臀部(股関節の外側部分)と両太ももの外側にも痛みを感じる様になった。

さらに半年前からは夜も炎症性の痛みでうずいてたびたび目が覚める様になり、痛みで仕事もつらくなってきたために、何度か整体院に行くも初回で改善が実感ができないまま、すぐに回数券の購入を勧められることが続き、不信感の為に通院をしなかった。

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経過と内容

初回の問診と触診では腰の痛みよりも両股関節の外側の筋群(中殿筋・梨上筋・大腿筋膜張筋)と太ももの外側の筋肉(外側広筋・腸脛靭帯)に炎症性の痛みが強かった。

検査をすると、股関節の屈曲が90度以上曲がらない状態だったので、本人は腰痛からの坐骨神経痛と思い込み、腰と足の痛みは連動していると考えていたが、こういうケースでの臀部から太ももの痛みは、股関節の外側へのズレが原因の股関節屈曲制限による周辺筋群の硬化と判断して、さっそく外にズレている股関節を内側に矯正すると屈曲が120度になりその場で臀部の痛みが7割改善した。
 
さらに腰椎の歪みの矯正と腰部から臀部・下肢にかけての筋群を血液循環押圧で緩めてシコリ(筋硬結)を緩めていくと、腰と足の痛みの軽減をその場で実感された。3回目の施術で夜にうずいて目が覚めることもなくなり、痛みなくお仕事もできる様になった。

同時に改善した症状

 なし 

矯正した主な関節

腰椎4番・5番 両股関節

シコリ(筋硬結)を緩めた筋群

脊柱起立筋・中殿筋・梨上筋・大腿筋膜張筋・外側広筋・腸脛靭帯

考察

患者さんは、一日中主に立ち仕事をされていて、足の歪みは典型的なガニ股(外転・外旋)の為に、常に立位では体重が身体の外側にかかり、股関節が外にズレて固まり臀部外側とふとももの外側の筋肉が痛んでいた。(外股やO脚の方には結構よくあるケースで、ちなみにO脚は外転・内旋になる。)

アドバイスとして、身体の重心が内側にかかる立ち方と歩き方を伝えるが、体重が結構重く(推定75キロ)立ち仕事も毎日ハードなので、症状が楽になった後もオーバーワークによる再発の予防の為に、定期的(月1回)にメンテナンスを受けに来られている。

頂いた喜びの声

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症例 (腰痛・下肢の痛み)

【患者】 京都府亀岡市在住の女性(60代後半) 2014年11月来院 

症状 

10日前にギックリ腰を起こしてから整骨院で電気治療やテーピングをしたが、腰全体の鈍痛や右足のしびれがまったく治まらず、歩行や座位もつらく寝ているしかできなくなったので、知人の紹介で来院された。

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治療経過と内容 

問診では、左の腰椎と仙腸関節に歪みがあり、左股関節が外にズレて可動域が制限されていた。また、腰からお尻と両足の筋肉が慢性疲労でカチカチに硬くなっていたので、これらを改善しないとこの腰痛と右足の神経痛は改善しないと考えた。初日はまず歪んでいる腰椎4・5番と仙腸関節をソフトに矯正して、外にズレている股関節をはめ込んで、可動域制限を緩めることで、痛みと神経痛が70%改善して歩行や座位にも支障がなくなった。

3日後2回目の施術では、普通に歩いて来院。日常生活には支障がないが、左腰に少し痛みが残っているとのことなので、再び矯正をした後、腰・臀部・下肢の硬化を血液循環療法の押圧で順番に緩めた。4日後3回目の施術の後には、ほぼ痛みと神経痛が消えたのでお仕事を再開された。

同時に改善した症状

骨盤の歪み・肩こり・股関節の違和感 

矯正した主な関節

腰椎4番・5番 仙腸関節・股関節 

緩めた筋肉とシコリ(筋硬結)

脊柱起立筋・殿筋群・下肢の筋群

考察

患者さんは老化による筋硬結により、腰からお尻・足にかけてカチカチに硬くなっており、それに毎日の立ち仕事と背骨と股関節・骨盤の歪みが重なって、ぎっくり腰と右足の神経痛が発症したと考えられる。
 
※60代を過ぎると老化の影響で身体がますます硬くなり、また筋肉や骨量も徐々に落ちてきますので、若い時に比べて腰痛や坐骨神経痛のリスクが高まりやすくなります。

頂いた喜びの声

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さらに詳しい坐骨神経痛の原因

1、未病の坐骨神経痛

腰椎の損傷やリューマチなどの病気がなく、お尻・足の筋肉痛のみが原因の坐骨神経痛です。骨盤(仙腸関節)の歪みや股関節のズレと、長時間のお仕事や家事や育児などで、疲労物質が溜まりお尻から足にかけての筋肉が緊張して硬くなることで、関節周りの靭帯や腱が疼痛や炎症を起こて坐骨神経を刺激します。

毎日、毎日慢性的に腰からお尻、太ももにかけての筋肉が緊張して硬くなると、筋肉中の血液が減少(虚血)して軽い疼痛や炎症を起こして、腰からお尻、太もも、足先へと続く坐骨神経を刺激します。(虚血⇒疼痛・炎症⇒神経痛です。)また、筋肉が硬くなり腰骨や骨盤の関節周りに沢山のしこりが出来ると、筋肉内が酸素不足になり持続的な痛みが続きます。(筋肉中の酸素が不足すると痛みやしびれが出ます。)

この様に、未病の坐骨神経痛の根本原因は骨盤や股関節の歪み・ズレと、加齢・ハードなお仕事・家事などによる慢性的な筋肉疲労からの筋肉の血流障害なので、筋肉痛のみの未病の坐骨神経痛の場合は、歪みと筋肉の硬化を緩めて、血流を良くして疲労物質を流せば比較的早期に改善ができます。

、腰椎の病気からの坐骨神経痛

腰椎(背骨の腰部分。L5~L1で表される)が椎間板ヘルニア・すべり症・脊柱管狭窄症などの疾患になって起こる坐骨神経痛です。

腰椎の軟骨(椎間板)がすり減ったり、脊柱管が変形したり、腰椎がすべったりすることで、腰椎周りの靭帯や筋肉が炎症を起こしたり、硬いシコリが出来て血流障害を起こすと坐骨神経が刺激されて、腰からお尻・太もも・足先まで痛みやシビレを感じます。(目安として、足先までシビレるとかなり悪化しています。)

病院のレントゲンやMRIで確認ができると確定して、しばらく薬や保存療法で様子をみますが、症状がきつくなれば手術を勧められます。(病院が最も力をいれている坐骨神経痛になります。)

未病(筋肉痛)の坐骨神経痛が進行悪化して、筋肉だけでなく骨や軟骨まで傷んできた状態になります。

腰痛症と坐骨神経痛との関係についての疑問?

腰からお尻や足が痛くて病院で検査を受けて椎間板ヘルニアやすべり症と診断されても、そのヘルニアやすべり症そのものが坐骨神経痛の本当の原因であることは意外と少ないものです。

これは経験上ですが、直接に椎間板や骨の変形が坐骨神経を刺激して起こっている坐骨神経痛は、約20%くらいだと思います。その他の症状の原因は、椎間板や骨の変形により、腰椎を支えている筋肉や靭帯が骨の負担をカバーする為に緊張して硬くなり、血流障害を起こして硬いシコリができて、そのシコリが疼痛や炎症を起こして坐骨神経を刺激しているのです。

したがって、当院にこられる前に、検査で椎間板ヘルニアやすべり症・狭窄症と診断されても、腰椎周りの筋肉のシコリをとり、炎症を抑えることで、坐骨神経痛の症状が改善する方は沢山いらっしゃいます。ただし、手術適応の末期にまで腰痛症が悪化すると、改善は難しくなります。

3、筋肉と関節・腰椎以外の坐骨神経痛の原因

  1. 自律神経と全身の血液(体液)循環の低下
  2. リューマチ・筋繊維痛症
  3. ガンなどの腫瘍

※1・2は、当院でも低下した血液(体液)循環を高めることで改善が期待できます。 3は病院の適応症になります。